渓流釣りを始めよう!ガイドが教えるそこんとこ

渓流釣りガイドの経験から、これから始めたい方の参考になれば幸いです。

知らないとトラブルになる渓流釣りのマナーについて 

「渓流釣りのルールについて」なんて本や冊子はありませんが、渓流釣りにはマナーが存在します。

これを知らずにトラブルになることもありますので、これから始める方は事前に知っておきましょう。

 

先行者のすぐ上流には入らない

ポイントに先行者がいた場合、そのすぐ上流側には入ってはいけません。

あなたがすぐに上流側に入ってしまうと、その人はこれから釣ろうと思っているポイントを全てあなたに叩かれたあと、釣ることになります。

せっかく早く来て一番にポイントに入れたのに、そんなことをされたらどう思いますか?

こういう場合は、下流側に入るか、かなり上流側に移動してから入るしかありません。

どのくらい上流側に入ればいいのかは一概には言えませんが、先行者が十分釣りができるだけのポイントは飛び越えて上流側です。

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・「釣り上がり」が基本

「釣り上がり」とは入渓地点から、上流へと釣っていくことです。

反対に下流へ下ることを「釣り下がり」と言いますが、トラブルになりやすいので注意が必要です。

なぜかというと、「釣り下がり」だと下流から「釣り上がって来た人」とかち合ってしまうのです。そうすると「釣り上がって来た人」はそこから上流はもう釣りにならない事になります。

先に紹介した「先行者のすぐ上流には入らない」にもつながるマナーです。

 

・駐車禁止の場所には車を停めない

当たり前と言えば当たり前なのですが、道路脇の空き地に停めたつもりが私有地だったなんてこともあります。

また、場所が田んぼの近くだったりするので、うっかり農道に停めてしまって邪魔になったり。

 

・禁漁区の設定があるところには入らない

河川によっては禁漁区の設定があります。

ダムの上下流など危険を伴うような場所は禁漁区が設定されていることが多いです。

こうした情報は遊漁券に記載されていることがほとんどなので、よく確認するようにしましょう。

また禁漁区とは別に「キャッチアンドリリース区間」を設定している河川もあります。

バーブレスのシングルフックのみ使用可」などの独自のルールが設定されていたりすので合わせて確認しておきましょう。